スペシャルゲスト〜浅野忠信氏
約束の時間…また、例のごとくナガセ氏は遅刻していた…。まったく時間にルーズな奴である、困ったものだ。少々焦りの顔を見せつつハンドルを握る彼の元へ携帯
電話の着信音が…
永瀬正敏(以下N)「は、はい…」
浅野忠信氏(以下A)「もしもし、浅野です」
N「あぁ!わ、わりぃ〜後2分で着くから…」
A「いやいや、大丈夫ですよ!!それより、店がスゲ〜混んでて、どうしようかと…」
N「マジで…。そりゃ〜店変えるか?」
A「そうですね、その方が良いかも知れないです」
その後合流した二人は、クソ混んでいるその店を素通りし、超豪華レストランへ向
かったのである。
〜2000年9月某日、夜。都内某所、デ○ーズにて〜
A「あのウエーターさん、席に案内してくれたのはいいけど、メニュー置いてかないで、持ってっちゃいましたね…」
N「あぁ、ほんとだ」
〜浅野氏、すかさず他の店員さんを呼び止めメニューを要求〜
N「えっと、俺はトンカツ定食とコーラ」
A「僕はオムライスとチンジャオロース」
ウエイトレス「かしこまりました。」
…………
N「で、昨日は何時ぐらいまでかかったの?」
A「そんなかかんなかったですよ…えぇ〜と8時ぐらい?8時半ぐらい?あれ?何時 ぐらいだったっけな?でも、そんなに遅くなかったです。」
N「そうかそうか。結構すんなり行ったんだ、あの後」
A「はぁ、そうなんですよ」
N「でも突然乱入してきたクリスのオヤジは凄かったね」
A「相変わらず、パワ−ありましたね。台風みたいだった。何でいきなり来たんです かね?」
N「前の日、突然TELかかって来たらしくてさ、事務所に。急に来日したから是非会いたいって。そんで現場に来ちゃったんだよ」
A「へぇ〜」
N「そんで、ドイルに向こうの楽屋に浅野がいるよって言ったら、変な踊りしはじめて、嬉しがっちゃってさ。そんで一緒に行ったのよ」
A「変な踊り?」
N「そうそう。嬉しかったんじゃない(笑)いるって知らなかったから」
A「そうだったんですか。しかし、○○○って本当っすかね?」
N「ああ言ってんだから、そうじゃないの」
A「そうかそうか。本気なんですね…○○○…そうか、そうか。」
N「ところで最近"ピースピル"の方はどうなの?」
A「がんばってますよ、ハイ」
N「次のアルバムとかは、いつリリースすんの?」
A「出来れば年内にもう1枚だしたいんすけどね…今、一生懸命曲作ってるんですよ」
N「そぉーか。大変だなぁ。でも、俺は楽しみだけどね。」
A「はぁ。がんばります。」
N「ところでさ、やっとウチもホームページ持つことになったんよ」
A「それはそれは。おめでとうございます。良かったですね。リンク張り合いましょう!!」
N「おお!いいね!!頼むよ。まだまだ、HPについては新人だからさ。浅野ん所はもうずい分前からやってるもんね」
A「そうですね」
N「でも、大変だよな、HP作りも。浅野んとこのやつも大変じゃない?山下さんやってんでしょ?」
A「そうですね。大変そうです。なかなか1人だけじゃ難しいですね」
N「浅野んとこのヤツも豪華だし、あれ作るのは大変だよ」
A「本当大変そうです。」
N「そうだよなぁ〜。ウチのスタッフも大変そうだもん。俺はただ、「あーだこーだ」言うだけだからなぁ。そのうちお互いのHP使って面白いこと出来るといいよな」
A「そおっすね、やりたいですね。なんか面白いこと」
N「うん。HPだけじゃなくさ…なんか…、面白いこと…………やる?」
A「やりましょう!!是非やりましょうよ。どんどんやりましょう!!」
N「よし!!どんどんやろう!!たとえばさ○○○とかさ!!」
A「うわぁ〜それ、めちゃくちゃいいですね!! ○○○いいっすよ!!それで×××しちゃうとか」
N「いい!!×××いいよ!!グッドアイデアだよ!!」
A「それは、続けていければいいですよね!!」
N「そりゃ〜続けるでしょ!!こんな楽しそうなこと1回でやめちゃうのもったいないでしょ」
A「もったいない、もったいない。それから、どんどん付随させていって、たとえば×××まで作っちゃうとか、×××とか」
N「×××もいい!!冴えてんな、浅野!!」
A「いえいえ…永瀬さんこそ…」
N「いやいや…浅野がさ…」
A「とんでもないですよ…永瀬さんが…」
N「…浅野が…」
A「…永瀬さんが…」
ウエイトレス「お待ちどうさまでした」
A+N「あっ、はい」
〜食べ始める2人〜
A「じゃぁ、だめ元で横尾忠則さんとかに頼んでみるとか?」
N「いいね!!頼んじゃお!!立花ハジメさんとかね」
A「いいっすねぇ〜。あと、きっと頼めばお互いの友達はやってくれるんじゃないですか?」
N「そうだよね。だっておもろいもん。ムラジュンとかデザイナーチームとか」
A「きっとやってくれますよ!!僕の方はミュージシャン関係とか、きっと乗ってくれると思いますね」
N「そうだよな。なんかこれからはさ、それぞれ、色んな分野の人がそれぞれのところでがんばってさ、ある企画でそいつらが一同に介して1つの作品を作り上げていく…。役者さんもさ、得意分野の役をそれぞれやってがんばって、ある1本の映画にその人たちが集まってさ、凄い作品を作っていくとか、そういう風にしたいよね。そうなると面白い作品になると思わない?」
A「絶対そうですよね。そのチカラが結集すると、きっと凄いですよ」
N「どんどん、そういう凄いのが増えていけば楽しいじゃん。」
A「そうですよね。やっぱりお客さんには劇場に来てほしいっすからね。」
N「そうだよな。劇場でしか味わえないことっていっぱいあるし。」
A「はい。「五条霊戦記」だって、あの音は絶対劇場で聞いてもらわないと。」
N「うん。すげ〜もんな!!それからさ、これからはなんか、誰と誰がライバルとか、そんなチッセー事言ってる時代じゃもうないじゃん。自分に勝ってどんどん壁越えていかなきゃさ。そっちの方が重要ジャン。」
A「そうですよ。絶対そうだと思うな。チッセーっすよ、そんなこと言ってんの」
N「ねぇ〜」
A「僕の知り合いの、たぶん前に話したことがあると思うんですけど、変なことしているアート集団がいて、そいつら、自主映画も作ってんですよ。それが、ひょんなこ
とから色んな映画祭とかに出たらしく、その上、賞までもらっちゃったらしいんです。」
N「あぁ、前聞いた人たち。凄いね。」
A「ええ。そういう子達もいるんですからね。皆で作っていくと面白い動きが出来てきますよ」
N「そうだよな。俺もう10年ぐらい前から「短編!!短編をいっぱい作ってまとめて公開したい!!」って言ってるんだけど…色んな人たちが、尺や制約関係無しで作って、それを公開できたら、きっと面白いと思うんだ」
A「いいですよね」
N「やりたいんだよねぇ〜」
A「やれるんじゃないですか?色んなシステム変えていかないとだめですよ」
N「ほんとそうだよな。誰か話に乗ってくれるプロデューサーさんとかいないかね? 短編集めて2時間ぐらいになれば興行できるじゃん。なんか新しいこともしてい
かんとね!!」
A「そうですよ。やりましょうよ!!」
N「やっちゃう?」
A「やりますよ、僕は」
………………
ウエイトレス「ご注文は以上でお揃いですか?」
N「あ、じゃあ俺コーヒー1つ。浅野は?」
A「いや、僕はいいです」
N「そうか、浅野コーヒー飲まないもんね。他のもんは?」
A「いや、水でいいっす」
………………
N「そんでさ、さっきの話…いつやる?」
A「そうですねぇ、別に焦る必要はないと思いますけど…年内に出来るといいですね」
N「そうだよな。取り合えずお互い出来る範囲の事をやっておいて、近いうちにまた会おうか?」
A「それがいいですね。やっときましょう!!」
N「やっとこう!!やっとこう!!」
A「やりましょう!!やりましょう!!」
N「よ〜し!!やったるでぇ〜」
A「ガッツンとやっちゃいまくりましょう!!!」
……………刻々と過ぎて行く時間を尻目にお互いの話は尽きないのであった。
この対談(?)で出てきた"×××"、"○○○"については、今後時期を見てお互いのHP上で発表する予定です。こうご期待!!!
スペシャルサンクス〜(有)アノレ
佐藤幸久氏
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