【 時代は変わる 】

       M.Nagase:EssayVol#3

 

 

時代を越えてしまった…

これといって自分自身に変化は表れなかった。

(触角が生えてくる訳でもなく、羽が生えてくる訳でもなく

〜少し期待していたが…そんな訳ないか)

 

世紀をまたいでしまった…

これといって、確実な何かはなかった。

 

しかし、なんとなく漠然とした、ムズムズ感は

ココロの中にあった気がする。

 

 

なんだろう?

 

 

ある人から、こんなメールをもらった。

 

「〜今日(1月1日)生まれた人でも、世紀の変わり目に

遭遇できる人はいないのですよね。 1日違いで、

かなり大きな差ですよね。今年1年私は地球規模で観察したいです。

江戸時代の人にも誇れるように、しっかりとこの目で実感したいです。

なぜなら江戸時代とか恐竜時代とか見たかったなと思うからです。〜」

 

…………。

世紀を越える…時代が変わる…

この時代の変わり目に僕は立ち会った…。

せっかく、幸運にもこの時代に産まれ、体験しているのだから

楽しまなきゃそんだ。

 

 

その日、21世紀初めの年の、最初の1日目から

僕は、出会えた人を(人間だけではなく)

感じたままに、カメラにオサメ続けている。

 

何でもいいんだ、きっと何でも。

毎日感じていられさえすれば。

小さな事でも、些細な事でも、どんな事でも…。

 

だって、今この瞬間と、

もう2度と出会える事は出来ないのだから。

 

 

僕は感じられる人でありたい…いつも。そういう人でいたい。

 

今年1年が終わる時、僕のカメラとココロの中には、いくつの出会いが

刻まれているだろう…。

 

 

 

 

「あの、写真撮っていいっすか?」

 

 

賀正 2001

 

 

 

M.Nagase 2001


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